建築家 住宅 コンペ ブログ(blog) 二世帯住宅 狭小住宅 間取 リフォーム:なづな工房 一級建築士事務所


出会い


雑誌を見て連絡いただくケース、ホームページから、またご紹介と
出会いのきっかけも様々です。
まず事務所にお越しいただき、お話を伺います。
なづな工房と決めてお越しいただいている方とは
設計契約を締結し具体的に話を進めていきますし、
迷われている方には、状況に応じた事務所選定のための情報提供をします。
あるお客さんは
土地の購入が、まだ確定していませんでしたので
後日決定の連絡をいただき、土地を見に行くことにしました。
少しでも眺望を良くしたいという事で、2区画空いているうちの80cmレベルが高い土地。
もう片方は、土地は低くやや狭いですが、南東に開いた角地でした。
角地は、40%の建ぺい率が50%まで可能になること
レベルが低い分、擁壁など地面にかかる費用が安くすむこと
近隣の状況が変わっても、変わらぬ開放感を確保できること
などを説明し、参考プランを提示した上で、選定の変更を勧めました。







基本設計


土地が決定すると、いよいよ本格的な計画がスタートします。
設計業務は基本設計と実施設計の二つに作業が分かれています。
基本設計で、間取りや外観、大まかな仕上げなどを決め
実施設計で、施工のための設計図を描いていきます。
第1案を気に入っていただき、そのまま進むケースもあれば
何案も描き、基本設計がまとまるのに時間がかかるケースもあります。
計画が始まって、ご夫婦の求める生活イメージの違いがはっきりしてきて
進めるペースをダウンさせながら、その差異を縮めることに労力を費やすこともあります。
一週間から二週間に一回のペースで打合せをしていきます。
基本計画では
図面のほかに1/100の模型(時には1/50)を作って検証します。



上の模型写真のケースでは
眺望、方位、近隣からの視線についての考察から、6案まで作ることになり
結果、第3案で進めることになりました。

またあるケースでは、東西南と隣家に囲まれた敷地条件で
2階に南配置のリビングを計画し基本計画は最終段階に入っていました。
敷地には解体前の既存建物があったため
念のため、もう一度中に入って眺望などを検証することにしました。
2階に上がると、イメージ以上に隣家の視線がきつく眺望も悪い。
逆に、北側は道路を挟んだ向こうが隣家であることやそのむこうの丘の緑を借景できる。
これは、もう一度やり直そう、ということで、北側にリビングを配置し、
北側でも暗くない空間計画を再考しました。







実施設計


基本計画が出来上がった時点で、概算見積を取ります。
計画が大きく予算からかけ離れていないか、どの部分が割高で変更していく必要があるのか
調整で済むようでしたら、考慮しながら設計図の製作にかかります。
また、最終のかたちを確認するため、1/50の模型を制作します。
内部の家具等も作って、なるべくリアルに空間をイメージできるように作り込みます。
模型でわかりにくいところはパースなども描いていきます。



図面は、平面詳細図、立面図、展開図、建具表、各設備図、ディテール図などで
全部で40〜60枚ぐらいになります。
図面製作に専念することで、施主との打合せ回数は減りますが
基本設計で語られなかった細部について、図面がまとまったところで打合せをします。
色彩計画ではCGで立面図に着色をし、カラーバランスを確かめます。








見積/工務店との契約


出来上がった設計図書をもとに、工務店に見積を依頼します。
なづな工房が推薦する工務店一社か
もしくは設計事務所との仕事経験が豊富な会社複数社にお願いします。
見積がちょうどか少なめに上がってくることはまずありません。
概算見積以降も留意はしながらも、どうしても内容が盛りだくさんになりがちです。
また、防犯や気密、安全面での水準が上がっていることや
近年の資材高騰の影響も少なくありません。
見積書を精査しながら減額のアイデアを出して、目標予算に近づけていきます。
金額の折り合いがつきましたら、工務店と工事請負契約を締結していただきます。

さあ、いよいよ工事が始まります。






工事



地鎮祭

祭事を行うか否かは基本的にはお客さんのご意向次第です。
私は、信仰が薄い厚いではなく、
家づくりのプロセスにおける節目を楽しむという意味で、行ってほしいと思っています。




工事が始まりましたら、週に一回定例会議を開きます。
施主の参加しやすい曜日を設定し、現地にて打合せを行います。
工程監理や配筋検査、機器など発注にむけて最後の確認
また図面は100%な訳ではありませんから、細かい納まりなどの確認作業を行います。


■現場にスペースがないときは、近所の公園
に資料を広げて打合せすることも・・・。



基礎工事

建物が図面どおりの配置になっているかを確認し、基礎工事が進んでいきます。
地盤が軟弱な場合は、基礎工事の前に地盤補強を行います。



 ■中央のしろいく丸いのが、柱状改良の頭。
   この上に基礎が乗るようになる。

 ■掘削すると硬い地層が出てきて、工事が
   思うように進まなくなることもある。

 ■コンクリートを流す前に、配筋検査を行う。
 ■基礎が出来上がる。



上棟式

特にガレージや土留擁壁などの工事が発生しない場合
着工して約1ヶ月が上棟時期の目安です。
基礎が出来上がれば、いよいよ構造材を組み上げていきます。
構造材はあらかじめ図面チェックし、プレカットされて搬入されますので
作業を始めて1〜2日で棟が上がってしまいます。
一気に、建物のボリュームが姿を見せるので感動します。
上棟式は飲酒の問題などもあり、昔のように盛大に行われることはほとんど無くなりましたが、
施主の期待感が、棟梁を筆頭に施工者面々との顔合わせを通して伝わり
また、想いを新たに気を引き締める瞬間でもあります。







造作工事

上棟後は、筋違いや金物を取り付け構造体として固めていきます。
この時、必要に応じて中間検査を受けます。
その後は、細かい造作作業、設備配管や配線工事を行い
仕上作業へと進んでいきます。



 ■構造体を固めていく
 ■屋根が葺かれる

 ■ボードの下地が組まれていく
 ■断熱材が充填される

 ■ボードが貼られ、家具造作も始まる
 ■設備機器が取り付けられていく

 ■完成も間近か
 ■竣工検査






竣工/引渡し


新しい年を新居で迎えたいと、年末ぎりぎり引渡しを希望されることがあります。
12月上旬に余裕をもって完成できるスケジュールの場合は問題は無いですが
無理をして年末に合わせる場合、
通常でも慌しいのに、年末のそれも手伝って、現場は大変な状態になります。
仕上に焦りたくないし、引越しまでの換気も十分に取れないし
長く住まうものだからこそ、最後に無理はしたくないものです。

さぁ!
役所の検査、施主、工務店、設計事務所
3者による竣工検査、手直しが完了すると、いよいよ、精算・引渡し

オンリーワンのマイホームの完成です!




※竣工した写真は [作品ピックアップ] をご覧ください。



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